自分を責める癖が減ったら、旦那さんまで変わった理由|アサナ上達のつもりで始めたパーソナルヨガで起きたこと
こんにちは。
ヨガコーチングの阿部海渡です。
今日は、
「ポーズをもっと上手になりたい」
という目的で始まったパーソナルヨガが、
その方の心を変え、
家の中まで変えた事例を
お話しします。
グループレッスンで
ポーズを教えることはできている。
でも、
生徒さんの心まで変わった、
という手応えはまだない。
そう感じている方に
読んでいただきたい記事です。
最初に、
結論を書きます。
生徒さんが持ってくる悩みは、入口です。
本当に変わるものは、その奥にあります。
今日ご紹介する生徒さんは、
アサナの練習を
もっとちゃんとやりたい、
という思いで
パーソナルヨガを始めた方です。
その方が、
対話で自分の内側を見ることを続けて、
人と比べて自分を責める癖が
すごく減りました。
前よりも、
心が本当に楽になりました。
そして、
その方の旦那さんまで変わりました。
この変化を起こしたのは、
私のクライアントの
ヨガ講師、Rさんです。
Rさんは、
カウンセラーでも
心理の専門家でもありません。
数年前まで、
グループレッスンを
週に20本近く教えていた
ヨガ講師です。
今日は、
Rさんがこの生徒さんと一緒にした
内観の中身と、
なぜ本人だけでなく
家族まで変わったのかを
できるかぎり詳しく書きます。
なお、
この記事でご紹介する事例は、
実際のセッションをもとにしています。
ご本人が特定されないように、
年齢や職業などは変え、
複数の方の経験を組み合わせて
書いている部分があります。
起きた変化と、
対話の流れは実際のものです。
「アサナをちゃんとやりたい」から始まったパーソナルヨガ

まず、
事例の全体を書きます。
Rさんの生徒さんに、
こういう思いで
パーソナルを始めた方がいました。
「ヨガのマットの練習を
アサナの練習を
もっとちゃんとやりたい」
とても真面目で、
前向きな入口です。
グループレッスンなら、
講師はこの方に
ポーズのコツを教えて、
練習を見てあげます。
それで、
十分に喜んでいただけます。
でも、
Rさんのパーソナルでは、
ここで終わりませんでした。
Rさんは、
ポーズの練習と一緒に、
対話でこの方の内側を見ていきました。
すると、
こう分かったのです。
内側に、抱えているものがたくさんある。
いちばん大きかったのは、
人と自分を比べて、
自分を卑下してしまう癖でした。
すぐ、
自分を否定してしまう。
そして、
その癖が、
他の人への嫉妬や、
「あの人が羨ましい」という気持ちを
生みやすくしていました。
ここが、
大事なところです。
これに気づいたのは、
Rさんではなく、
生徒さん本人です。
その方は、
自分が人に嫉妬したり、
人と比べて
「自分はダメだ」
「あの人より劣っている」
と思っていることが、
すごく嫌になりました。
そして、
こう思うようになりました。
「こういう自分を変えたい」
ここから、
その方の内側が
変わり始めました。
「ポーズを教えてほしい」の奥に、本当の悩みがある

ここで、
あなたのレッスンの話をします。
グループレッスンに、
ポーズに熱心な生徒さんがいる。
毎回、
一番前に座って、
アライメントを細かく聞いてくる。
あなたは、
丁寧に教える。
その方は、
「分かりました」と言って帰る。
でも、
翌週も、
隣の人をちらっと見ながら
自分のポーズを気にしている。
その方の本当の悩みは、
ポーズではないかもしれません。
Rさんの生徒さんがそうでした。
「アサナをちゃんとやりたい」
という言葉の奥に、
人と比べて
自分を責める癖がありました。
私は、
こう考えています。
生徒さんが持ってくる悩みは、入口です。
ポーズがうまくなりたい。
体が硬い。
腰が痛い。
どれも本当の悩みですが、
その奥には、
その人だけの考え方の癖があります。
ポーズの指導だけでは、
入口までしか届きません。
Rさんも、
こう言っています。
「グループレッスンだと生徒さんがたくさんいるので、
お一人お一人の心の問題を解決するのは、
まず不可能」
講師は一人です。
60分で、
全員のポーズを見ながら、
一人の心の癖まで見ることは
できません。
一人の奥まで届くには、
その人だけの時間が要ります。
それが、
パーソナルヨガです。
なぜパーソナルヨガが
生徒さんにいちばん喜ばれるのかは、
こちらに書いています。
→ パーソナルヨガは、なぜ生徒さんにいちばん喜ばれるのか|悩みを根本から解決し、理想の未来まで一緒に歩くヨガ
Rさんが、この生徒さんと一緒にした内観の中身

ここから、
Rさんが実際に何をしたのかを書きます。
Rさんの言葉を
順番に並べます。
一つ目。
ポーズの練習と一緒に、対話で内観をした。
「アサナをちゃんとやりたい」
という入口を否定せず、
その練習をしながら、
対話で内側を見ていきました。
ポーズを教えるか、
心の話をするか、
の二択ではありません。
両方を
一緒にやりました。
二つ目。
内側に抱えているものが、たくさんあると分かった。
対話を重ねるうちに、
人と比べて自分を卑下する癖が
いちばん大きいと見えてきました。
三つ目。
生徒さん自身に、気づいてもらった。
Rさんが
「あなたは自分を否定していますね」
と教えたのではありません。
対話の中で、
生徒さん自身が気づきました。
自分を否定する癖が、
他の人への嫉妬や
羨ましさを生んでいる。
そういう自分が、
嫌だ。
変えたい。
四つ目。
変わっていく声を聞き続けた。
一度の気づきで
終わりではありません。
その後、
Rさんは生徒さんから、
こういう声を
どんどん聞くようになりました。
「前みたいに人と比べて嫉妬することが、
すごく減りました」
「前よりも、心が本当に楽になった」
Rさん自身も、
「確実に変わっていっているな」
と実感していました。
全体を見ると、
Rさんがやったことは
とてもシンプルです。
入口を否定しない。
ポーズと対話を一緒にやる。
教えるのではなく、気づいてもらう。
気づいたあとの変化を一緒に喜ぶ。
こういうサポートをして、
お客様に深く喜んでいただけるヨガ講師に
なりませんか。
「旦那さんがめちゃめちゃ変わった」と生徒さんが言った日

ここからが、
この事例の
いちばん大きな変化です。
Rさんが
「もう間違いなく、この方は変わった」
と確信したのは、
生徒さん本人の変化ではなく、
旦那さんの変化を聞いたときでした。
ある時、
生徒さんが
Rさんにこう話しました。
「旦那さんが、
めちゃめちゃ変わったんです」
Rさんが
「どういうふうに変わったんですか」
と聞くと、
夜の暴飲暴食をやめた
というのです。
生徒さんが旦那さんに、
「なんで、やめようと思ったの」
と聞いたら、
旦那さんから
こういう言葉が返ってきました。
「俺も、ちょっと体のこととか、
ちゃんと考えたほうがいいかなと思って」
夜遅い時間に
食べたり飲んだりするのを
やめてみたら、
次の日の体調が
全然違う。
旦那さんは、
それを自分で実感して、
「やっぱり、
やらないほうがいいんだな」
と分かって、
それ以来、
夜の暴飲暴食が
なくなったのです。
ここで、
大事なことがあります。
生徒さんは、
旦那さんに何も言っていません。
「夜に食べるのをやめて」
と頼んだのでもなく、
ヨガを勧めたのでもありません。
旦那さんは、
自分で考えて、
自分で決めて、
自分の体で確かめました。
変わったのは、
生徒さん本人の内側だけです。
Rさんは、
この話をこうまとめています。
「私がいつも生徒さんに言っている
『自分が変われば、周りが変わる』を
まさにこの方が体現してくださった」
私も、
同じ考えです。
自分を責めなくなった人の周りで、家族が変わる仕組み

ここで、
なぜ本人の内側が変わると
家族まで変わるのかを
整理します。
人と比べて
自分を責めている人は、
家の中でも
同じ考え方の癖で生きています。
自分のできていないところが
いつも目につく。
だから、
相手のできていないところも
目につく。
「どうして、
そんな時間に食べるの」
口に出さなくても、
その目で見ています。
人は、
責められている空気の中では
変わりません。
守りに入るか、
反発するか、
どちらかです。
その方の内側が変わると、
ここが変わります。
自分を責めなくなると、
相手を責める目も
弱くなります。
家の中の空気が、
ゆるみます。
その空気の中で、
旦那さんは
初めて自分の体のことを
自分で考えられるようになった。
私は、
そう見ています。
考え方が変わると、
行動が変わります。
本人の行動が変わると、
周りの空気が変わります。
空気が変わると、
周りの人も自分で変わり始めます。
生徒さんが変えたのは、
旦那さんではありません。
自分の内側だけです。
これが、
「自分が変われば、周りが変わる」
の中身です。
同じ構造で、
「自分が頑張らなきゃ」という
考え方の癖に気づいた生徒さんの
ぎっくり腰が変わった事例も、
こちらに書いています。
→ 数十年くり返してきたぎっくり腰が、あまり怖くなくなった理由|パーソナルヨガで生徒さんと一緒にした内観の中身
内観を促す対話の流れ、5ステップ

Rさんが
この生徒さんにどんな言葉を掛けたのかまでは、
私の手元にありません。
ですので、
ここからは、
私がお伝えしている
内観サポートの流れに沿って、
「アサナをちゃんとやりたい」
と来た生徒さんとの
セッションのイメージを書きます。
パーソナルヨガのセッションで
実際にやることは、
五つです。
1. 理想の未来を聞く
2. 理想が叶っていない原因を一緒に見つける
3. ニーズに合わせたアサナ・呼吸法で、気づきを深める
4. 考え方を変える後押しをする
5. 行動が変わり、結果が変わるのを祝福する
この生徒さんなら、
こう進みます。
一つ目。
理想の未来を聞きます。
「アサナが、
思うようにできるようになったら、
どんな気持ちで
マットに立っていたいですか」
ここで、
ゴールが
「ポーズの形」から
「どんな気持ちでいたいか」に
広がります。
人と比べずに、
自分の練習に
集中していたい。
そういう言葉が
出てくるかもしれません。
二つ目。
原因を一緒に見つけます。
ここが、
内観の中心です。
「ポーズがうまくいかないとき、
心の中で、
自分に何と言っていますか」
「それは、
誰と比べていますか」
「比べたあと、
どんな気持ちになりますか」
答えを教えるのではありません。
質問で、
生徒さんが自分の内側を
見られるようにします。
Rさんの生徒さんなら、
ここで
「また、できなかった」
「あの人は、
あんなにきれいにできるのに」
という言葉が
出てきたのかもしれません。
その言葉が出てきたとき、
生徒さんは
自分の考え方の癖に
初めて触れます。
三つ目。
アサナと呼吸法で、
気づきを深めます。
その方が苦手なポーズを
一緒にしながら、
「今、
心の中で何が起きていますか」
と聞く。
ヨガの最中は、
頭で考えるより先に
身体と心が答えてくれます。
「うまくできない自分に、
いらいらしている」
その体感が、
「自分を責める癖」の
証拠になります。
身体からも気づくと、
対話で見えたものが
腹落ちします。
四つ目。
考え方を変える後押しをします。
「できない自分を
責めなかった日は、
ありましたか」
「そのとき、
練習はどうでしたか」
生徒さんが
自分で気づくと、
考え方が変わり始めます。
ここは、
講師が変えるのではありません。
本人が変えていくのを
後押しするだけです。
五つ目。
行動が変わり、
結果が変わるのを祝福します。
今週は、
人と比べる回数が減った。
できなかったポーズを
笑って流せた。
家の空気が、
少しゆるんだ。
小さな変化を
一緒に喜びます。
これが、
内観を促す対話の流れです。
シークエンスを
覚える必要はありません。
目の前の一人に、
聞くことから始まります。
同じ5ステップで、
3日寝込むほどの重い生理痛が変わった事例も、
こちらに書いています。
→ 3日寝込むほどの重い生理痛が改善した、パーソナルヨガの事例|実際のセッションの流れ
Rさんも、ポーズを教えるグループレッスンの講師だった

ここまで読んで、
「Rさんは、
もともと心の話が得意な方なのでは」
と思われたかもしれません。
Rさんは、
ヨガ講師歴10年以上。
数年前までは、
グループレッスンを
週に20本近く教えていました。
ポーズを教える経験は、
十分に持っていた方です。
それでも、
一人ひとりの心の問題には
触れられていませんでした。
グループレッスンの形では、
触れられなかったのです。
Rさんは、
こうも話しています。
「ヨガは、内観、自分の内側と対話をするもの。
でも、たくさんの生徒さんとお会いしてきて、
ほとんどの方が、したことがない」
「自分の内側と対話してみてください」
と言われても、
「は?」
となる。
そんなところからの
スタートでした。
この記事を読んでくださっている
ヨガ講師のあなたなら、
これは共感できるところではないでしょうか。
だから私は、
内観できない生徒さんを
サポートできるようになる考え方を
お伝えしています。
Rさんがやったことは、
心理の勉強を足すことではありません。
グループレッスンの生徒さんに、
こう聞きました。
「パーソナルヨガをやります。
興味はありますか」
1本目が、
2週間で決まりました。
そこから半年で、
合計5本。
変えたのは、考え方だけです。
そして、
パーソナルで一人と向き合うようになって、
対話で内観を促す考え方を
身につけていきました。
その先に、
今日の事例があります。
Rさんは、
これからパーソナルを始める方に
こう言っています。
「生徒さんを本当に助けてあげたいと思っている方は、
ぜひマンツーマンで、
しっかり指導するセッションをやってほしい。
本当に生徒さんの結果が出るし、
生徒さんの人生を変えてあげることができる」
あなたのレッスンにも、その生徒さんはいる

想像してみてください。
あなたのグループレッスンに、
いつも隣の人を気にしながら
ポーズをとる生徒さんがいる。
その方に、
パーソナルで
60分、
向き合う時間がある。
「アサナが思うようにできたら、
どんな気持ちでマットに立っていたいですか」
と聞いて、
その方が
少し考え込む。
そこから、
対話が始まる。
ポーズの中で、
「できない自分を責めている」ことに
一緒に気づく。
数か月後、
その方が
こう言う。
「最近、
人と比べることが減ったんです。
家の中も、
なんだか空気が変わりました」
こういう場面を
あなたのレッスンでも
作ってみませんか。
そのための最初の一歩を
3つ書きます。
ぜひ、
実践してみてくださいね。
1. ポーズに熱心な生徒さんを一人思い浮かべる
その方は、
練習中に
誰と比べていそうですか。
ポーズのことだけでなく、
その奥の考え方まで
想像してみてください。
2. その方に聞きたい質問を3つ書く
ポーズがうまくいかないとき、
自分に何と言っていますか。
それは、
誰と比べていますか。
思うようにできたら、
どんな気持ちでいたいですか。
3. 次のレッスンの後に、一言だけ聞いてみる
「最近、
練習はどうですか」
答えが返ってきたら、
それが
パーソナルヨガの入り口です。
よくある質問
- ポーズを教えてほしい生徒さんに、心の話をして嫌がられませんか。
-
入口を否定しなければ、嫌がられません。Rさんも、アサナの練習をしながら対話で内側を見ていきました。「ポーズはいいから心の話をしましょう」ではなく、「このポーズのとき、心の中で何が起きていますか」と、ポーズの中で聞きます。生徒さんにとっては、ポーズの練習が深くなっただけです。
- 生徒さんが「自分を責めている」と自分で気づけないときは、どうすればいいですか。
-
講師が先に答えを言わないことです。「誰と比べていますか」「比べたあと、どんな気持ちになりますか」と質問を重ねると、生徒さんは自分の言葉で癖に触れます。Rさんの生徒さんも、Rさんに言われたのではなく、対話の中で自分で気づきました。気づくのは、いつも生徒さん本人です。
- 本人が変わると家族まで変わる、というのは偶然ではないのですか。
-
偶然とは考えていません。自分を責める癖は、相手を見る目にも出ています。本人がその癖を手放すと、家の中の空気が変わります。この事例でも、生徒さんは旦那さんに何も頼んでいません。空気が変わった中で、旦那さんが自分で体のことを考え始めました。「自分が変われば周りが変わる」は、Rさんが生徒さんにいつも伝えている考え方です。
- 何回くらいで、変わりますか。
-
人によって違います。Rさんの生徒さんも、一度の気づきで終わったのではなく、変わっていく声を少しずつ聞くようになり、やがて家族の変化として表れました。考え方の癖は1回では変わりません。だから単発ではなく、理想の未来まで一緒に歩く形をおすすめしています。
まとめ

生徒さんが持ってくる悩みは、入口です。
本当に変わるものは、
その奥にあります。
Rさんの生徒さんは、
「アサナをちゃんとやりたい」
という入口から、
人と比べて自分を責める癖に
自分で気づいて、
手放していきました。
そして、
嫉妬することがすごく減り、
心が本当に楽になり、
旦那さんまで、
自分で体のことを考えて
変わりました。
Rさんがしたのは、
心理の指導ではありません。
ポーズの練習と一緒に、
生徒さんと内側を見ることでした。
グループレッスンでは
できなかったことが、
パーソナルヨガではできます。
生徒さんの心まで
変えてあげたい。
そう思って教えている方は、
ぜひ、
こういうサポートをして、
お客様に深く喜んでいただけるヨガ講師に
なってみてください。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
ここまで読んでくださったあなたは、
生徒さんの入口の悩みだけでなく、
その奥まで一緒に見てあげたい方だと思います。
この記事の結論を
もう一度だけ書きます。
生徒さんが持ってくる悩みは、入口です。
本当に変わるものは、
その奥にあります。
そこに届くのは、
ポーズの知識の量ではなく、
生徒さんと一緒に内側を見る対話です。
Rさんは、
ポーズを教える講師から、
その対話ができる講師になりました。
ただ、
ここまで読むと、
次の問いが出てくると思います。
「私の生徒さんには、
どんなサポートができるだろう」
「ポーズの話から、
どうやって心の話に入ればいいのだろう」
そこが知りたい方のために、
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・パーソナルヨガでお客様に心から喜んでいただくためのたった一つの考え方
・パーソナルヨガで選ばれている講師がやっている指導の実際の内容 5ステップ
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パーソナル未経験の方や、
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