パーソナルヨガの作り方|商品設計から価格設定まで、契約につながる順番
こんにちは。ヨガコーチングの阿部海渡です。
今日は「パーソナルヨガの作り方」というテーマでお話しします。
パーソナルをやってみたけれど、
続かなかった。
単発で受けてはいるけれど、
収入としては数えられない。
そういう相談をよく受けます。
結論から言います。
パーソナルが続かない原因は、
指導力ではありません。
商品の形が違うだけです。
単発90分いくら、という形にしている限り、
本気の生徒さんは来ません。
作る順番は決まっています。
誰の、どの理想の未来か → 価格 → 期間と回数 → 中身。
この順番どおりに作れば、
月に1本の契約から、
生活が変わり始めます。
なぜ、単発のパーソナルでは稼げないのか?

体験セッションでよく聞くのが、
この悩みです。
「パーソナルをやっているけれど、
お客様に何をしてあげたらいいか分からない時がある」
指導力の問題だと思っている方が多い。
違います。
原因は商品です。
単発で90分7,000円という形にすると、
そこに来るのは、
今日ちょっと体をほぐしたい人です。
理想の未来がはっきりしていない人が来るので、
何をすべきかが見えなくなります。
これは、
誰がやっても同じ状態になります。
もう一つ、
単発には算数の問題があります。
7,000円のセッションで月30万円を作ろうとすると、
月に43本。
週に10本以上を
移動も準備も含めてこなすことになります。
グループレッスンで人数を追いかけるのと、
構造は同じです。
薄利多売の仕組みについては、
ヨガで稼げない本当の原因は「グループレッスン依存」にあるにまとめています。
パーソナルヨガの商品は、何から決めればいいのか?

最初に決めるのは、
ポーズでもメニューでもありません。
誰の、どの理想の未来を叶えるのかです。
ここで多くの方がつまずきます。
自分の得意なことから考えてしまうからです。
順番はその逆で、
助けたい人がどうなったら喜ぶのかを
先に言葉にします。
ダイエットのように
数字で見える変化なら分かりやすい。
心を扱うヨガの場合は、
量ではなく質の変化を言葉にします。
眠れるようになる。
人の目が気にならなくなる。
自分で決められるようになる。
その言葉に反応した人だけが集まってきます。
もう一つ大事なことがあります。
対象を病名や症状で切らないことです。
たとえば「摂食障害の人のためのヨガ」としてしまうと、
医療への信頼と勝負することになります。
そこはしんどい戦い方です。
「心を整える」「人生を変える」という
本質の側で立てたほうが、
結果として届きます。
必要があれば、
契約したあとで
その領域を扱えばいいだけです。
価格はどうやって決めるのか?

感覚で決めないでください。
欲しい売上からの逆算です。
私がクライアントに置いてもらう型は、
2つです。
– 半年コース 全12回 30万円
– 年間コース 全24回 50万円
どちらも月2回・1回2時間です。
なぜこの2つかというと、
逆算が合うからです。
売上として月30万円が欲しいなら、
この2択を並べておけば、
どちらかが月に1本売れれば届きます。
利益として30万円を残したいなら、
話が変わります。
広告費に15万円、
その他の経費に10万円かかるとすると、
50万円の商品でないと合いません。
だから、
利益で考えるなら年間50万円が基準になります。
年間コースを10人。
これで年商500万円です。
セッションは月20回。
1日2件で消化すれば月10日の稼働で、
残りは自分の時間になります。
「高すぎるのでは」と思った方へ。
1回1,000円の教室を12年続けてきた方から、
同じ言葉を聞きました。
安いから来ている人と、
本気で人生を変えたい人は、
別の層です。
本気の人は、
安いヨガ講師を探していません。
何回、どのくらいの期間にすればいいのか?

期間は半年か1年にしてください。
理由が2つあります。
1つは、
人が変わるのに時間がかかるからです。
体の癖も、
考え方の癖も、
1回や2回では戻ります。
もう1つは、
長い期間のほうが、
大きな理想の未来を扱えるからです。
3ヶ月で解決することと、
1年かけて到達することは、
そもそも大きさが違います。
回数は月2回で十分です。
毎週にすると、
生徒さんが消化しきれません。
セッションとセッションの間に、
生活の中で試す時間が必要だからです。
商品には名前をつけてください。
「パーソナルヨガ」ではなく、
その人だけが提供できる形として名前をつける。
たとえば、
ヨガと体づくりと心の3つを扱うなら、
その3つが入った名前にします。
名前がつくと、
比較されなくなります。
中身が決まっていなくても、売っていいのか?

ここがいちばん多い質問です。
答えは、
売っていいです。
理由をお話しします。
完璧な指導者になってから仕事にする、
という順番は逆です。
本気の生徒さんの悩みに向き合って、
その場で解決できない場面にぶつかって、
そこで初めて力がつきます。
商品の中身は、お客様が教えてくれます。
先に決めておくのは、
枠だけで十分です。
誰の・どの未来を・どのくらいの期間で。
シークエンスを先に作り込む必要もありません。
そもそも、
体を理解していない初級の方に
決め打ちのシークエンスを当てるのは危険です。
一人ひとり違うから、
パーソナルなのです。
指導力の高いクライアントと話していて、
同じ結論になったことがあります。
初心者にこそ、パーソナルが必要だという話です。
初心者は、
自分の体の使い方の間違いに気づけません。
そしてグループレッスンでは、
指導者が全員の間違いを同時に見続けることはできません。
だから怪我が起きます。
経験を積んだ人は違います。
集まってアサナをしても、
自分の体の声を聞けるので、
正しく動かせます。
世の中のヨガは、
これが逆になっています。
初心者にグループを出して、
経験者がパーソナルを受けている。
体がよくならないのも、
怪我がなくならないのも、
順番が逆だからです。
初心者こそ、パーソナルです。
これは、
高い商品を出すことへの後ろめたさを消してくれる事実でもあります。
最初のお客様は、どこから来るのか?

新しい集客から始めなくて大丈夫です。
すでに来ている生徒さんの中にいます。
やり方は簡単です。
今のグループレッスンは、
値段も内容もそのままにしてください。
その上に、
半年30万円・年間50万円のコースを置く。
そして、
案内するだけです。
「こういうコースを始めます。
興味のある方はいますか」
売り込む必要はありません。
実際にあった例です。
週20本近いレッスンで
体を壊しかけていたヨガ講師が、
すでに通っている生徒さんにこの案内をしたところ、
1本目が年間50万円で即決まりました。
新しい集客は、
一度もしていません。
お客様の側にお金がなかったのではありません。
講師の側が、
本気の商品を出してこなかっただけです。
そこから先、
全国から本気の人を集めたくなったときに、
はじめてネット集客の出番になります。
順番は、
商品が先、集客はあとです。
集客が難しいと感じている原因は、
ヨガインストラクターの集客が難しい理由|5つの原因と、難しくならない集客の作り方にまとめています。
よくある質問
- パーソナルヨガの相場はいくらですか?
-
私が相談を受ける範囲では、単発60〜90分で5,000〜10,000円という方が多いです。ただ、この価格帯では続けて通う理由が生まれません。私がおすすめしているのは、半年全12回で30万円、年間全24回で50万円の継続コースです。理由は、欲しい売上から逆算するとこの2択で成り立つからです。単発を残す場合は、体験の入り口として置いてください。
- まだ経験が浅いのですが、高い商品を作っていいですか?
-
大丈夫です。完璧になってから仕事にする、という順番ではうまくいきません。本気の生徒さんの悩みに向き合う場面で力がつきます。商品の中身も、お客様が教えてくれます。先に決めるのは、誰の・どの未来を・どのくらいの期間で、という枠だけで十分です。
- 今のグループレッスンはやめたほうがいいですか?
-
やめないでください。値段も内容もそのままにして、その上に長期コースを置いてください。グループレッスンは、あなたを知ってもらう入り口として機能します。やめてしまうと、いちばん近くにいる見込みのお客様がいなくなります。
- 地方に住んでいて、高い商品が売れる気がしません。
-
地域だけを相手にすると、たしかに難しくなります。ビラを1万枚配って1人という世界だからです。ただ、オンラインなら全国から集められます。地方であること自体は不利になりません。リトリートや自然の中でのセッションなど、むしろ強みになる形もあります。
- 商品の名前は、どうやって決めればいいですか?
-
中身の要素を並べて、それが伝わる名前にしてください。ヨガと体づくりと心を扱うなら、その3つが入った名前にします。「パーソナルヨガ」のままだと、他と比べられます。名前がつくと比較されなくなり、あなたにしか頼めないものになります。
この記事を書いた人
阿部海渡(あべ かいと)
株式会社ヨガコーチング 代表取締役。生徒の人生を変えるヨガコーチ育成専門家。ヨガでの収入が1万円ほどの時代を3年半経験した後、ビジネスの本質を学び、現在は週休4日・年商1000万円のヨガ講師として、屋久島で暮らしながら全国のヨガ講師をサポートしている。
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ヨガを本気で仕事にしたい方だと思います。
私は、ヨガでの収入が1万円の時代を3年半経験してから、
週休4日・年商1000万円のヨガ講師になりました。
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