ヨガインストラクターの年収のリアル|本業で食べていける人と、いけない人の違い
こんにちは。ヨガコーチングの阿部海渡です。
今日は「ヨガインストラクターの年収」というテーマでお話しします。
私は体験セッションで、
毎週のようにヨガ講師の収入の話を聞いています。
ヨガだけの収入で見ると、
月10万円前後という方がとても多い。
ただ、
その数字だけを見て
「ヨガは食べていけない仕事だ」と考えるのは、
早すぎます。
結論から言います。
ヨガインストラクターの年収を決めているのは、
レッスンの本数でも、資格の数でもありません。
働き方の構造です。
同じ実力の人が、
売り方を変えただけで年収が変わる。
そういう場面を
私は何度も見てきました。
今日は、
年収の実際の姿と、
本業で食べている人が何を変えたのかをお話しします。
こんな私も、
最初から順風満帆ではありませんでした。
ヨガが大好きで、
学びにもお金をかけてきたのに、
ヨガだけの収入は月1万円ほど。
その時代が、
3年半も続きました。
1,000円のグループレッスンの先に、
どうしても行けませんでした。
だから、
月10万円前後という数字を聞いても、
他人事だとは思えません。
ヨガインストラクターの年収は、実際いくらなのか?

体験セッションで出てくる数字を
そのまま書きます。
– 自宅教室を12年続けていて、
月謝は1回1,000円。
月4回と交通費で、生徒さん一人あたり月4,400円
– スタジオを辞めてフリーになったものの、
ヨガでの収入は月10万円前後。
別業種のアルバイトと掛け持ち
– 週20本近いレッスンをこなして、
体を壊しかけていた
どれも、
指導歴の浅い人の話ではありません。
長く続けていて、
生徒さんに慕われていて、
学びにもお金をかけてきた人たちです。
年収に換算すると、
ヨガだけで100万円台から200万円台。
スタジオに勤めている場合は
毎月の収入が決まる代わりに、
本数を増やしても収入は変わりません。
これが、
私が現場で聞いている実際の姿です。
そして、
ここからが本題です。
この数字は、実力の反映ではありません。
なぜ、レッスンの本数を増やしても年収は上がらないのか?

収入を増やそうとするとき、
ほとんどの人が本数を増やします。
そこで何が起きるか、
算数で見てみます。
グループレッスンの参加費を3,000円とします。
月収30万円をここで作ろうとすると、
延べ100人に来てもらう必要があります。
週に2回のレッスンで、
毎回12人。
満席の日が、
1ヶ月間ずっと続く計算です。
しかも、
参加費のうちスタジオに払う分があれば、
必要な人数はさらに増えます。
私はこれを
薄利多売ロックと呼んでいます。
単価が低いままだと、
収入を増やす方法が
「人数を増やす」しか残らない。
人数を増やすには
時間を増やすしかないので、
体力の限界がそのまま収入の限界になります。
週20本まで増やして体を壊しかけた人は、
努力が足りなかったのではありません。
構造の中で、正しく努力した結果です。
グループレッスンから抜けられなくなる仕組みは、
ヨガで稼げない本当の原因は「グループレッスン依存」にあるに詳しく書いています。
本業で食べているヨガ講師は、何が違うのか?

体験セッションで、
稼げていない原因を一言で言うとしたら、
私はいつも同じことを言います。
ここまでずっと、労働者としての働き方を続けてきたことです。
業務委託は、
別の経営者がやりたいことがあって、
そこに「はい」と答える働き方です。
スタジオのビジョンを
自分の時間を使って叶える。
それを続けていれば
いつか稼げるようになる、
と考えてきた人がとても多い。
厳しい言い方になりますが、
その働き方では、
知識と経験がいくら増えても収入は変わりません。
決めているのは実力ではなく、
誰の商品を売っているかだからです。
本業で食べているヨガ講師は、
どこかの時点でここを切り替えています。
自分の商品を持ち、
自分で値段を決めて、
自分でお客様を集める。
順番として先に来るのは、
集客ではありません。
商品です。
本業で食べているヨガ講師は、先に収入のゴールを決めている

体験セッションで収入の話を聞くとき、
私は最初に「月にいくら稼ぎたいですか」と聞きます。
ここで具体的な数字が出てこない方が、
とても多い。
「いくら稼ぎたいかなんて、考えたこともなかった」
そんな声が聞こえてきそうです。
私も、
ゴールどころか、
ヨガで稼いでいいのかどうかさえ
決めていませんでした。
自宅で教室を始めて1年、
1回3,000円のパーソナルを月10本ほどと
企業向けのレッスンで、
月の収入は5〜6万円。
スタジオの業務委託で、
1本3,000円のレッスンを月に30本近く。
社員やパートの方が増えると、
空いたコマに入るだけ。
業務委託の金額を見たときに
「あ、現実?これなんだ」と思った、
と話してくれました。
その一言は、
聞いている私のほうが苦しくなりました。
どちらも、
収入のゴールを決めないまま、
目の前のレッスンを増やしてきた形です。
ゴールがないと、
本数を増やす以外の方法が思いつきません。
生徒さんは増えているのに、
忙しくなるばかりで収入は上がらない。
本業で食べているヨガ講師は、
順番が逆です。
先に「月にいくら」を決めて、
そこから商品の値段と人数を逆算します。
月収30万円なら、
半年30万円のコースを月に1人。
年商500万円なら、
年間50万円のコースを10人。
ゴールが決まると、
やることが「レッスンを増やす」から
「この商品を必要としている1人と出会う」に変わります。
もう一つ、
本業で食べているヨガ講師に共通していることがあります。
「自分は稼げる」と決めていることです。
資格や経験が足りないから稼げない、
と考えている方が多いんですが、
資格をたくさん持っている方ほど、
薄利多売でしんどくなっているのをよく見ます。
ヨガのスキルと、
ビジネスの結果は別のものです。
稼げると決めている人は、
結果が出るまで方法を探し続けます。
稼げないと思っている人は、
稼げない理由を探し続けます。
私自身、
「ヨガで稼いではいけない」と思っていた時期は、
ヨガでの収入が1万円ほどでした。
学ぶためのお金は
何の抵抗もなく払えるのに、
自分のパーソナルヨガに10万円の値段をつけて
「10万円です」と言おうとすると、
胸がバクバクして言えない。
払えるのに、受け取れない。
そんな私が、
考え方を直してくれる人に出会い、
受け取ると決めてから、
1ヶ月半後に100万円の契約が決まりました。
払えるのに受け取れなかった理由と、
そこから自由になるまでの話は、
こちらに書いています。
「罪悪感」から自由になったヨガ講師を1人でも多く増やしたい。
稼げないヨガインストラクターが
どこでつまずくのかは、
稼げないヨガインストラクターのよくある失敗にまとめています。
年商500万円は、何人の生徒さんで作れるのか?

自分の商品を持つと、
必要な人数が変わります。
私がクライアントに作ってもらうのは、
長期のパーソナルコースです。
– 半年コース 全12回 30万円
– 年間コース 全24回 50万円
どちらも、
月2回・1回2時間のセッションです。
年間コースを10人。
これで年商500万円になります。
稼働は、
月に20セッション。
1日2セッションで消化すると、
月10日です。
残りの週4〜5日は、
自分のヨガを深める時間にも、
家族との時間にも使えます。
グループレッスンで
延べ100人を毎月集め続ける働き方と、
10人と深く関わる働き方。
同じ収入でも、中身がまったく違います。
実際にあった例を書きます。
週20本近いレッスンで体を壊しかけていたヨガ講師が、
すでに通っている生徒さんにパーソナルの案内をしたところ、
1本目が年間50万円で即決まりました。
新しい集客は、
一度もしていません。
目の前にいる生徒さんに、
別の商品を出しただけです。
原因は集客ではなく、
単価だったということです。
ヨガインストラクターの月収は、なぜ20万円で止まるのか

月収で見ると、
止まる場所がはっきりします。
「あと少し本数を増やせば、届くはず」
そう考えてきた方も多いと思います。
私も、
なぜ抜け出せないのか分からないまま、
3年半そこにいました。
スタジオの業務委託で1本3,000円なら、
週15本こなしても月に18万円ほど。
朝と夜と土日がレッスンで埋まって、
月20万円が限界になります。
私の場合は、
1回1,000円のグループレッスンでした。
この式に当てはめると、
月20万円どころか、
当時の本業を辞められる数字にも届きません。
本数の問題ではなかったんです。
以前ヨガだけで食べていこうとした時期に、
月20万円を作ろうとして
ほぼ毎日レッスンに追われ、
心身ともに疲れてしまった方がいました。
「大好きなヨガを嫌いになりたくない」
その方の言葉です。
聞いたとき、
ヨガが好きなのに仕事にできる気がしなかった頃の自分を
思い出しました。
収入に悩み続ける根本原因は、
努力の量ではありません。
月収を作る方法が
「本数を増やす」の一つしかないことです。
本数で作る月収は、
20万円のあたりで体力の限界にぶつかります。
ここから月収が変わる順番は、
3つです。
1つ目。お客様の人生が変わる商品を作る。
単発のレッスンではなく、
半年30万円・年間50万円の長期のパーソナルコースです。
月収30万円は、
半年30万円のコースが月に1人で届きます。
商品の作り方は、
ヨガ講師の商品設計の4段階|お客様が信じている原因を書き換えると売れるにまとめています。
2つ目。
本気で悩みを解決したい人が集まる仕組みを作る。
発信や広告で知ってもらい、
メール講座や動画講座に登録してもらって、
時間をかけてあなたの考え方を知ってもらう。
最後まで残った本気の方だけに、
体験セッションをご案内します。
この仕組みがあると、
月1人の契約が、
たまたまではなく毎月の仕事になります。
3つ目。
「自分には無理」という考えに気づいて、外す。
商品と仕組みの話を聞いて
「私には無理」と感じたなら、
それが今まで月収が止まっていた本当の理由です。
できると思わないと、
そこへ行く道は見えません。
道は目の前にあるのに、
自分には無理だと決めて素通りしてしまう。
この順番は、
経験年数とは関係がありません。
経験や資格を増やしてから、
と待つ必要もありません。
順番を変えた人から、
月収が変わります。
副業のまま始めて本業に移すまでの順番は、
副業ヨガ講師が本業に移行するための現実的なステップに書きました。
値段を上げるのが怖い、が最後の壁になる

ここまで読んで、
「値段を上げればいいのは分かる」と思った方が多いと思います。
そして、
上げられないと思います。
自宅教室を12年続けて
月謝を一度も上げていない人は、
生徒さんからこう言われていました。
「値上がりしないの、ありがたいよね」
うれしい言葉です。
ただ、
裏を返すと、
安いから来ているということです。
本気で人生を変えたい人は、
安いヨガ講師を探しません。
その分野でいちばん力のある人を探します。
値段を下げる行為そのものが、
自分の価値を自分で下げています。
モニター価格だからと半額にする。
申し訳ないと思って据え置く。
そのたびに、
自分の仕事の価値が下がっていきます。
これはお金のブレーキと呼んでいるもので、
性格の問題ではありません。
過去にどこかで身につけた思い込みです。
そして、
この思い込みは自分では見つけられません。
もし自分で外せるものなら、
あなたはとっくに外しています。
見えないものは、
どれだけ真剣に探しても見つかりません。
だから、
外した経験のある人に、
外側から見てもらう必要があります。
年収を変えるために、まず何から始めればいいのか?

順番があります。
1. 今の生徒さんの中に、
本気の人がいないかを見る
新しい集客から始める必要はありません。
すでに通っている人の中に、
もっと変わりたいと思っている人がいます。
2. その人のための長期コースを作る
半年30万円、
年間50万円。
回数ではなく、
その人の悩みが解決するまで伴走する形にします。
3. 今のグループレッスンは、そのまま残す
やめる必要はありません。
上に長期コースを置くだけです。
入り口はそのままで、
先に進みたい人の行き先を作る。
この3つで、
月1本の契約から始まります。
半年30万円のコースなら、
月に1人の契約で月収30万円が見えてきます。
ヨガだけで月収30万円。
ここが第1ステージです。
生活の心配が消えて、
はじめてヨガに集中できるようになります。
集客が難しいと感じている理由そのものは、
ヨガインストラクターの集客方法|難しくなる5つの原因と、契約につながる順番にまとめています。
よくある質問
- ヨガインストラクターの平均年収は、いくらぐらいですか?
-
私が体験セッションで実際に聞く範囲では、
ヨガだけの収入は月10万円前後という方が多く、
年収では100万円台から200万円台になります。
ただし、これは指導力の反映ではありません。
グループレッスン中心という働き方の形が作っている数字です。
働き方を変えると、同じ指導力のままでも年商500万円を作れるようになります。 - ヨガインストラクターの月収は、いくらから本業と言えますか?
-
私が第1ステージと呼んでいるのは、
ヨガだけで月収30万円です。
半年30万円のコースを月に1人契約できれば届く数字で、
生活の心配が消えてヨガに集中できるようになります。
レッスンの本数で作ろうとすると月20万円あたりで体力の限界が来るので、
本数ではなく商品を変えるのが先です。 - ヨガインストラクターは正社員のほうが安定しますか?
-
収入が毎月決まっているという点では安定します。
ただ、レッスン本数が増えても収入は変わらず、
体を壊すと働けなくなるという意味では、
不安定さも抱えています。
正社員を続けたまま、自分の長期コースを1本持っておくという選択もあります。
やめてから考えるのではなく、
在職中に商品を作るほうが安全です。 - 単価を上げると、生徒さんが離れませんか?
-
既存のグループレッスンの値段は変えなくて大丈夫です。
今のクラスはそのままにして、
その上に長期コースを置いてください。
安い価格で来ている人と、
本気で変わりたい人は別の層です。
上のコースを作ると、これまで見えていなかった本気の人が見えるようになります。 - 集客ができないのに、高い商品を作っても売れないのでは?
-
順番が逆です。
売る商品がないから集客が難しくなっています。
3,000円のレッスンに来てもらうには毎月100人が必要ですが、
30万円のコースなら1人で足ります。
必要な人数が100分の1になるので、
集客の難易度そのものが下がります。 - 何年ぐらいで本業にできますか?
-
私がクライアントに伝えている目安は、
2ヶ月で仕組みを作り、3ヶ月目に集客のテストを始めて、
4〜6ヶ月目に1本目の契約です。
すでに生徒さんがいる方は、
もっと早く決まることがあります。
既存の生徒さんに案内して2週間で決まった例もあります。
年収の話を自分の中の問題にしないヨガ講師が増えたら、
どうなるだろうか。
そう考えることがあります。
月10万円前後という数字が、
その人の実力ではなく売り方の結果だと分かれば、
変える場所ははっきりします。
ヨガ講師という仕事が、
半分ボランティアのままではなく、
本業として社会に貢献する職業になる。
その一歩目は、
商品を作る前にあります。
稼いでいいと、
自分に許可を出してください。
ここまで読んでくださったあなたは、
ヨガを本気で仕事にしたい方だと思います。
私は、ヨガでの収入が1万円の時代を3年半経験してから、
週休4日・年商1000万円のヨガ講師になりました。
変わるきっかけは、
ヨガを教える力とは別に、
ビジネスの本質を学んだことでした。
その本質を
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