ネガティブ感情は悪ではない|怒りを成長の力に変えると、本来の光が表に出てくる

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ネガティブ感情は悪ではない

こんにちは。
ヨガコーチングの阿部海渡です。

「もっと光り輝いて、
愛をまとっていたい。
でも、
すぐネガティブになってしまうんです」

陰ヨガサットサンガ講座の受講生から、
こんな相談をいただきました。

愛を体現したい。

いつも周りの人に
光を届けられる自分でいたい。

そう願うほど、
怒りや嫉妬が出てきた自分に
がっかりしてしまう。

今日は、
この悩みについてお話しします。

結論から言うと、

本来の光は、消えません。

光を曇らせているのは、
ネガティブ感情そのものではなく、
「こんな感情を持つ私はダメだ」と
自分の存在を否定することです。

そして、
怒りのようなネガティブ感情は、
向ける先を変えれば、
自分を成長させる力になります。

なぜそう言えるのか、
魂の話から順番にお伝えします。

本来のわたしたちは、光り輝いている

本来のわたしたちは、光り輝いている

まず、
前提になる話をさせてください。

本来のわたしたちは、
光り輝いている存在です。

魂は、
銀線と呼ばれる細い線を通って、
松果体を通り、
人間の体に入っています。

この回路が開いていると、
魂の意識とつながりを持ち、
実際に対話をすることができます。

私はご縁があって行法を授かり、
自分の魂と実際に対話をしながら
毎日、生活をしています。

わたしの魂もですが、
いろんな方の魂に触れさせていただくと、
どの方も、強く光り輝いておられます。

リクエストのあった方だけに、
その方の魂と触れさせていただき、
魂がご本人に伝えたい情報や、
ご本人が聞きたい質問に対する答えを
魂からリーディングさせていただくということもしています。

そうすると、
本当に、涙が出るほど、どの魂も、
光り輝いているのです。

これは、
ヨガやアーユルヴェーダの古い知恵とも重なります。

サットヴァは、
善良さや光、知恵を表す言葉です。

ヨガには、
「サットヴァ」という心の性質があります。


いちばん大切な意味は
「その人の本来の性質」です。

そして、
その本来の性質とは、
純粋な至福と光です。

また、
サンスクリット語で健康を表す
「スヴァスティヤ」という言葉があります。

「スヴァ」は本来の、
「スティヤ」は状態。

つまり、
健康とは「本来の状態」のことです。

健康とは、
何かを新しく手に入れることではなく、
本来の状態に戻ることなのです。

光も同じで、

光は、
外から足すものではありません。

もともと内側にあるものが、
表に出ているか、
表に出ていないかが異なるということです。

光を体現できないと感じる原因は、ネガティブ感情を悪だと考えていること

光を体現できないと感じる原因は、ネガティブ感情を悪だと考えていること

では、
本来は光り輝いているのに、
なぜ「光を体現できていない」と
感じてしまうのでしょうか。

ひとつの大きな原因は、
ネガティブ感情を
悪いものだと考えていることです。

ネガティブ感情とは、
怒り、嫉妬、悲しみ、憎しみなど、
一般に負の感情と呼ばれるものです。

これらを悪いものだと考えていると、
ネガティブ感情を経験したときに、
こんな言葉を
自分にかけてしまいます。

「そんな感情を経験する私は、
ダメだ」

そして続けて、
こう言います。

「私には愛がない。
光じゃない」

ここが、
本来は光り輝いているのに、
その光を体現できない原因です。

なぜかというと、
感情そのものは、
本来すぐに過ぎ去っていくものだからです。

ヨガでは、
激しい感情を生む心の性質を
「ラジャス」と呼びます。

この言葉には、
「霧の雲」という意味もあります。

霧の雲のように、
現れては、
すぐに消えていく。

それが、
感情の本当の性質です。

太陽にたとえると
分かりやすいかもしれません。

雲がかかっても、
太陽は消えていません。

雲は、
しばらくすれば流れていきます。

ところが、
「私はダメだ」
「私は光じゃない」と
自分の存在を否定すると、
感情が過ぎ去ったあとも、
その言葉だけが残ります。

流れていくはずの雲を
自分の手で
空に貼りつけてしまうようなものです。

アーユルヴェーダでも、
自分を卑下することは、
怒りや嫉妬と同じように
心と体のバランスを崩すものと考えます。

光を曇らせているのは、
感情ではなく、
感情を感じた自分への否定なのです。

怒りは、人を新しい一歩へ駆り立てる

怒りは、人を新しい一歩へ駆り立てる

たしかに、
ネガティブな感情を感じるとき、
わたしたちは心地の悪さを感じます。

私の場合、
怒りを感じるときは、
頭に血がのぼるように
熱くなる感じがします。

どうしても何か一言いいたくなったり、
捨て台詞を言いたくなったりもします。

決して、
気持ちのいいものではありません。

しかし、
怒りの感情があることによって、
人は行動へと駆り立てられます。

新しい一歩を踏み出す
きっかけにもなります。

私はセッションで、
ネガティブ感情は
「今の状態に満足していない。
変えたいのに変えられない」
というときに出てくるサインだと
お伝えしています。

理想と現実の差が
大きく見えたときほど、
出てきやすいものです。

例えば、
ヨガのレッスンを開いたのに、
生徒さんが一人も来なかったとします。

このとき、
怒りを感じることもあるかもしれません。

その怒りの向かう先は、
大きく二つに分かれます。

一つは、
外に向かう怒りです。

「時間帯が悪かった」
「誰も分かってくれない」

もう一つは、
自分に向かう怒りです。

「私はこんなものじゃない。
本当はもっと実力があって、
たくさんの人をヨガで幸せにできる。
まだ行動が足りないんだ」

後者の怒りは、
今の自分を否定しています。

でも、
これは先ほどの
「私はダメだ」とは
まったく別の自己否定です。

自己否定には、光を曇らせるものと、光に近づくものがある

自己否定には、光を曇らせるものと、光に近づくものがある

ここは、
とても大切なところなので、
丁寧にお話しします。

自己否定には、
二つの種類があります。

一つ目は、
自分の存在を否定する自己否定です。

「こんな感情を持つ私はダメだ」
「私には愛がない」

これは、
自分そのものに
「ダメ」という判を押しています。

存在を否定しても、
次に何をすればいいかは見えてきません。

だから、
行動にもつながりません。

二つ目は、
今の状態を否定する自己否定です。

「私はこんなものじゃない。
まだ行動が足りない」

これは、
自分の存在ではなく、
今のやり方や今の実力を
否定しています。

この自己否定は、
理想の在り方や生き方、
本来の能力を発揮している自分と比べて、
「今はまだまだだ」と言っているわけです。

つまり、
自分のさらなる可能性を信じているからこそ、
出てくる言葉なのです。

可能性を信じているので、
さらに行動したり、
実力を発揮できるように
努力したりできます。

その結果として、
理想の自分、
つまり本来の自分に近づいていき、
成長することができます。

ここで、
最初の魂の話を思い出してください。

本来の自分は、
光り輝いています。

二つ目の自己否定は、
その光を知っているからこそ、
「今の私は、
まだ本来の光を出しきれていない」と
言えるのです。

本来の能力を開花させ、
自分を成長させるためには、
こういう意味での自己否定が大切です。

そして、
自分に向いている怒りのエネルギーは、
この二つ目の自己否定に
変えることができます。

感情は、出来事の捉え方から生まれる

感情は、出来事の捉え方から生まれる

では、
怒りをどうすれば
成長の力に変えられるのか。

これを理解するために、
感情がどのようにして生まれるのかを
見ていきましょう。

感情は、
何かが起こったときに生まれます。

ただし、
起こったことそのものが
感情を決めるわけではありません。

起こったことを
どう捉えたかによって、
生まれる感情が決まります。

生徒さんが来なかったという
同じ出来事でも、
「告知の仕方を見直すきっかけをもらった」と捉えれば、
怒りよりも先に、
次の工夫が浮かんできます。

怒りは、
起こったことが
期待していたことと違い、
それを「イヤだ」と強く思ったときに
生まれます。

心と体の状態を大きく左右するのは、
起きたことそのものではなく、
起きたことを
どう見て、どう反応するかです。

見方か反応のどちらかを変えられれば、
9割は片づいています。

また、
怒りの大きさは
期待や執着の大きさに比例します。

期待が大きいほど、
期待と違ったときの怒りも大きくなる。

裏を返せば、
怒りが大きいときは、
それだけ大切にしているものがある
ということでもあります。

怒りの向け先は、他人ではなく「自分の考え方」

怒りの向け先は、他人ではなく「自分の考え方」

怒りはエネルギーです。

エネルギーなので、
向け先を変えれば、
形を変えることができます。

逆に、
向け先を間違えると、
そのエネルギーは無駄に流れていきます。

怒りを吐き出したり、
誰かにぶつけたりすると、
一時的にスッキリするように感じます。

でも、
これは錯覚です。

吐き出すことが
困ったときの対処法として癖になり、
同じことを繰り返すようになります。

そして、
怒りは昇華されないまま残ります。

では、
どこに向ければいいのか。

答えは、
二つ目の自己否定です。

「誰かのせいで、こんなことになった」と
怒っても、
他人を変えることはできません。

あなたと同じように、
すべての人には魂があり、
自由意志が与えられているからです。

一方で、
自分の考え方は
自分で変えることができます。

「こんな状況を創り出したのは、
これまでの自分の考え方だった。
そこが甘かった」

このように、
自分の存在ではなく
過去の考え方を否定すると、
次の言葉が出てきます。

「では、
この状況を変えるために、
行動しよう」

今の現状は、
過去の自分の考え方の結果です。

だから、
過去の考え方を否定し、
新しい考え方に変えることで、
新しい状況を創り出すことができます。

怒りをこう使えると、
とても強い味方になってくれます。

そして、
怒りの向け先が自分の考え方に変わると、
相手を責める気持ちも静まっていきます。

怒りのエネルギーは、
共感や許しへと向ければ、
愛と思いやりに変わります。

怒りを上手に扱えるようになることは、
愛を体現することにも
つながっているのです。

3年間勝てなかった相手に、公式戦で勝てた話

3年間勝てなかった相手に、公式戦で勝てた話

ここで、
私自身の体験をお話しします。

私は趣味で卓球をしています。

屋久島に来てから、
隣の種子島に、
どうしても勝てない選手がいました。

試合になると、
自分の実力が思うように出せなかったり、
力そのものが足りなかったりして、
勝てません。

私は、
この選手に勝てない自分に
怒りを感じていました。

この怒りを
相手や環境に向けるのではなく、
自分の卓球の実力を否定することに
向けました。

出てきた言葉は、
次の三つです。

「戦術が足りない」

「試合で強気で攻めていく覚悟が足りない」

「勝ちへのこだわりが強すぎる」

どれも、
「私はダメだ」という否定ではありません。

足りていない部分を
具体的に言葉にした否定です。

言葉にできると、
それぞれに対して
何をすればいいかが見えてきます。

そこで、
次の行動計画を立てました。

戦術が足りないなら、
ときどき鹿児島に行って
強い選手と練習をし、
戦術の幅を広げる。

攻める覚悟が足りないなら、
屋久島の仲間との練習量を増やして、
覚悟を付ける。

勝ちへのこだわりが強すぎるなら、
練習に試合だと思って取り組み、
本番の試合にはリラックスして臨む。

これらを実行した結果、
3年間勝てなかった選手に、
公式戦で勝つことができました。

もし、
「勝てない私はダメだ」と
自分の存在を否定していたら、
行動計画は出てこなかったと思います。

怒りをいい意味での自己否定へと
昇華させたからこそ、
現状を突破する原動力にできたのです。

いつも愛と光で生きるとは、ネガティブを感じないことではない

いつも愛と光で生きるとは、ネガティブを感じないことではない

最初の問いに戻ります。

どうすれば、
いつも愛と光で
生きられるのでしょうか。

ヨガの心の三つの性質で考えると、
分かりやすくなります。

誰かに攻撃的に怒鳴られた場面を
思い浮かべてみてください。

相手を傷つけたいと思うなら、
重く鈍い性質「タマス」が強い状態。

怒りが湧いても、
怒鳴り返さずにこらえられたなら、
激しさの性質「ラジャス」が
タマスに勝った状態。

そもそも心が揺れず、
こらえる必要さえないなら、
本来の性質「サットヴァ」が
勝っている状態です。

ここで大切なのは、
いきなり三つ目を目指さなくていい
ということです。

自分の中の激しさや鈍さは、
気づくだけで、
自然と弱まっていきます。

気づくことで、
本来の性質であるサットヴァが
育っていくからです。

つまり、
ネガティブ感情を感じないことが
光の体現なのではありません。

ネガティブ感情を感じたら、
まず「怒りが出てきたな」と気づく。

次に、
「こんな私はダメだ」と
自分の存在を否定しない。

そして、
怒りのエネルギーを
今の考え方ややり方を見直す
いい意味での自己否定に向けて、
行動に変える。

この繰り返しの中で、
雲は流れ、
もともと内側にあった光が
表に出てきます。

今回は、
ネガティブ感情のうち
怒りを取り上げてお話ししました。

嫉妬や憎しみといった感情についても、
また別の記事でお話ししたいと思います。

ネガティブ感情を上手に扱って、
ぜひ理想の未来を
手に入れてくださいね。

よくある質問

怒りが強すぎて、自分に向けるどころではないときは、どうすればいいですか?

怒りの大きさで扱い方を変えます。軽いものは、頭の中で「これは怒りだな」と観て、感謝に持っていければそこで終わりです。大事な人と喧嘩したときのような強い怒りは、奥にある信念まで見つけて変えないと、また同じように怒ってしまいます。そういうときは、陰ヨガで意識の深いところまで潜って、自分と対話します。小さなスコップで済むものと、ブルドーザーが必要なものを使い分ける感覚です。

いい意味の自己否定と、自分を責める癖は、どう見分ければいいですか?

愛をもって否定しているかどうか、だと思います。愛の視座から自分を見ていれば、自分を責める前に、自分の本質の偉大さに感謝できるようになります。また、否定のあとに、次の行動が出てくるかどうかで見分けられます。「私はダメだ」のあとには、何も出てきません。「戦術が足りない」のあとには、「強い選手と練習する」が出てきます。主語が「私」になっていたら、「私の何が足りないのか」まで言葉を具体的にしてみてください。

ネガティブ感情が出ないようにするには、どうすればいいですか?

出ないようにすることは、目標にしなくて大丈夫です。感情は、霧の雲のように現れては消えていくものです。出てきたことに気づき、自分の存在を否定しない。それを繰り返すうちに、感情に振り回される時間が短くなっていきます。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

株式会社ヨガコーチング 代表取締役・ヨガ講師。生徒の人生を変えるパーソナルヨガ講師育成の専門家。ヨガの収入が月1万円だった3年半を経て、週休4日・年商1000万円に。パーソナルヨガでお客様に心から喜ばれる考え方と、ヨガを本業にする道をお伝えしています。

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