ヨガで解消できない便秘には、“見ないふりしている本音”が隠れている。
便秘で悩むヨガのお客様には
どんなアドバイスをしていますか?
胃腸の動きをよくするような、
ねじりのポーズを教えているでしょうか?
食事に、食物繊維を増やすようにアドバイスしますか?
それとも、毎日、もっと水を飲むことをすすめていますか?
これらのどれも間違いではありませんが、
どれも対症療法に過ぎず、
根本原因を取り除くことにはなりません。
いくら食物繊維を増やしても、
根本原因を取り除かない限り、再発します。
アドバイスをして、一時的に改善しても再発すれば
お客様は、
悩みを解決してくれそうな
他の先生を探し始めます。
では、
根本原因とは何かというと、
本人が見て見ぬふりをしている本音にあります。
つまり、
便秘を引き起こしている原因は
本人の心の奥にある考え方にあるのです。
この記事では、
その根本原因の見つけ方と、
取り除き方を解説していきます。
かなり深い話なので、
興味のある人だけ読み進めてください。
不調は身体からのメッセージ
「病は気から」
と言う言葉があるように、
身体の不調というのは、
身体からのメッセージです。
本来の身体の状態というのは、
とても快適で、健康です。
なんの不調も痛みもないのが
本来の私たちの身体です。
不調というのは、
本人が何か無理をしているので、
その無理が何かを教えるための
身体からのメッセージなのです。
そのメッセージは、
幼少期やこれまでの人生に身に付けた、
自分に対する間違った思い込みです。
症状からメッセージを読み解いて、
その思い込みを手放して、
書き換えていけば、
自然と不調は消えます。
そして、
身体は本来の健康な状態に戻ります。
不調は自然と消えていきます。
そして、
健康な体と心に戻ります。
次に、
このメッセージの読み解き方を
解説します。
これを実践すれば、
ヨガ的なアプローチで
便秘を思考から解消していくことができます。
身体は心の鏡
身体は、
心の鏡です。
どういうことかというと、
心で考えていることが、
そのまま身体に出るということです。
怒っていれば、体温が上がります。
怖い時は、震えます。
それと同じで、
便秘も心の状態を反映しているのです。
便秘の場合は、
古くなってもう必要なくなった
思い込みを手放せていないことが
原因です。
ヨガのお客様の
便秘からのメッセージを読み解くには
お客様に次のような対話ワークをしてあげてください。
もちろん、
グループレッスンでは難しいので、
1対1のパーソナルセッションの時間で
やってあげてください。
イメージとしては、
3か月間、月2回ヨガと対話のセッションを
パーソナルで提供することで、
便秘を引き起こしてきた根本原因を取り除いていきます。
その全6回のパーソナルヨガコーチングの内容を
解説していきます。
セッション① 見ないふりをしてきた本音と向き合う
便秘を始め、身体の不調の根本原因は、
ずっと見ないふりをしてきた
古い思い込みにあります。
しかし、
いきなりその古い思い込みを指摘しても、
長年、正しいと思ってきた考え方ですから、
いきなり手放させようとすると、
心が抵抗します。
なぜなら、
その思い込みを作りあげた幼少期には
もう二度と傷つかなくていいように、
自分を守るために形成したからです。
なので、
こういった思い込みは
心の奥に隠されています。
その本音に本人が気づいて、
きちんと見つめられるようになるためには、
身体と心を繋ぐヨガのワークが効果的です。
特に効果的なのは
陰ヨガです。
陰ヨガのポーズを
2~3個誘導し、
沈黙の中で心の声を聞く時間を取っていきます。
身体と心が繋がったところで、
対話ワークに入ります。
そして、次の質問をお客様に問いかけます。
質問①あなたの身体に起こっている不調を言葉にすると、どんな言葉になりますか?
その不調について、あなたはどう感じていますか?
この質問に対する答えを聞くと、
不調を引き起こした人や状況に対して、
本人がどう感じているかが分かります。
この記事を読んでいるあなたも、
今何か不調があれば、
その不調について答えを書いてみてください。
便秘なら、
例えば
「出したいものが出ない」「流れが止まって詰まっている感じ」
「もどかしい」
といった答えが返ってくるでしょう。
これが、
便秘を引き起こした人や状況に対して
感じていることです。
便秘を引き起こしているのは、
身体が心の鏡だとすれば、
本人自身の考えです。
つまり、
本人は、自分という存在に対して、
自分の言いたいことが言えていないとか、
人生の流れが止まって詰まっている感じがしている、
ということが分かります。
陰ヨガの力を借りて、内観を助けながら、
便秘という症状に対する思い込みを聞き出すことで、
人生や自分と言う存在に対して
どんな不満をもっているのか、
本音を聞いていきます。
セッション② 抑圧してきた欲求を引き出す
2回目のセッションは、
前回から2週間経っています。
2週間で便秘について感じたことや
気付いたことがあれば、話をしてもらいます。
その上で、
陰ヨガの誘導を行い、
心の奥の本音を見つめてもらいます。
本音と繋がった状態で、
次の質問をします。
②この不調(便秘)が原因で、あなたは何をすることができなくなっていますか?
この質問の答えを聞くと、
抑え込んでいる本人の欲求や願いが分かります。
ていねいに時間をかけて
聞き出したり、
エピソードを聞いたりしながら、
便秘という症状が自分の人生の何を滞らせているのかに
気付かせていきます。
「食べたい物が食べられない」なら、
食べたいものを自分で選びたいという欲求を抑えていますし、
「やりたいことが、やれていない」なら、
やりたいことを、自分で決めるという願いを抑え込んできたということです。
セッション③欲求を抑えてきた「思い込み」に気付く
今回も陰ヨガでセッションを始め、
身体の奥から聞こえてくる
本音を一言一言、紡いでいくような意識状態に連れていきます。
準備できたら、
今回は次の質問をしていきます。
③この不調があるせいで、あなたはどんな人間になれずにいますか?
この質問の答えは、
「私は、○○な人間になれずにいる」といった内容になります。
便秘なら、
「やりたいことが実現できる人間になれずにいる」とか、
「言いたいことが言える人間になれずにいる」
などの言葉が出てくるかもしれません。
その上で、
逆に本人の言う「○○な人」になってしまったとしたら、
どんないやなこと、困ったことが起こるかもしれない、と感じますか?
と聞きます。
また、
そのいやなことや困ったことが起こってしまったら、
どんなふうに自分を判断しますか?
または、他の人は、どんなふうにあなたを判断しますか?
と聞いてあげてください。
ここでいう判断というのは、
善悪の判断や、
否定、軽蔑といったジャッジのことです。
この質問に対する答えを聞くことで、
本人のためにはならない「思い込み」が分かります。
この思い込みは、
本人の自然な欲求を抑え込むものです。
そして、
この思い込みこそが、
本人がなりたい人間や、生き方を手に入れるのを
妨げてきた根本原因です。
自分の欲求を素直に認めずに抑圧してきたので、
身体が不調を起こすことで、
本人にメッセージとして伝えてくれているのです。
ここを深掘りしていくと、
例えば
「言いたいことを言える人間になってしまったら、
自分勝手な人間だと私はジャッジしています」
「やりたいという欲求に素直な人間になってしまったら、
やるべきことができない、無責任な人間だと思われて、
大事な人から見捨てられると思う」
といった思い込みが出てきます。
この思い込みを形成したのは、
本人の幼少期のインナーチャイルドです。
何か、自分が傷つかなくていいように、
自分を守るために形成した思い込みなわけです。
なので、
この思い込みが出てきたら、
その思い込みを作った子供のころの自分を許すようにアドバイスしてあげてください。
次のセッションまでの2週間で、
自分の思い込みを作ったインナーチャイルドを許す時間をとってもらいましょう。
セッション④ 思い込みを書き換える
セッション③~セッション④の間の2週間には、
インナーチャイルドを許してもらっているので、
思い込みを作ってきて、
それによって自分の欲求を抑えてきたことや、
なりたい人間になれなかったことも、
許せるようになっています。
あとは、
この思い込みが、これからの人生でも必要かどうかを
本人に聞いてあげてください。
インナーチャイルドを許せていれば、
もう必要がない、という判断をするので、
では書き換えてみましょう、と提案します。
「言いたいことを言ってしまう私は、無責任だ」
という古い思い込みを、
「言いたいことを言っても、大丈夫」
と肯定的な信念に書き換えていきます。
そうすれば、
本人の中に癒しが起こり、
自分がいままで抑えてきた欲求を
自然に叶えることができるようになります。
そうなると、
もう身体は不調という形で
メッセージを送る必要がありません。
なりたい人間になれたので、
身体は本来の健康な状態に戻ります。
便秘も、
言いたいことが表現されるように、
解消されていきます。
セッション⑤ 残りの思い込みを取り除く
セッションは残り2回となりました。
ここまで来ると、
便秘を引き起こしたのは
他者でも職場環境でもなく、
自分の考え方であったことに気付いています。
なので、
陰ヨガで本音と繋がってもらいながら、
便秘や自分について感じていることを聞いていくと、
まだ残っている思い込みが出てくることがありますが、
比較的簡単に書き換えられるようになっています。
その思い込みも、
また自分がなりたい人間になるのを
妨げてきた思い込みです。
同じように、
その思い込みを創り出した子供のころの自分を許してから、
書き換えていきます。
思い込みが複数あるようなら、
一つ一つについて、丁寧に許し、
書き換えを行います。
そうするうちに、
自分が自分に対して
強い罪悪感を抱く思考の癖があったり、
自分を非難する癖があることに気付きます。
こうして、
内観ワークを繰り返すことで、
自分の思考の癖を理解できるようになります。
ここでカギになるのは、
その癖をもっているということを
受け入れていくことです。
これを「私はダメな考え方をしている」と裁くと、
また罪悪感を増幅してしまいます。
なので、
そういう考え方をしてきた自分をよく認めてあげて、
許してあげるようサポートします。
ここで、
残りの思い込みを全部取り除いてしまえば、
身体も心も軽くなり、
生まれ変わった様な心地にさえなる人もいます。
セッション⑥ 振り返りと理想の未来の設定
最後のセッションでは、
3か月間のヨガと内観の振り返りをしていきます。
便秘の改善があったかどうかや、
自分に対しての気付きを振り返っていきます。
ここまでしっかりと陰ヨガで心身を繋ぎながら
思考にアプローチしているので、
ほとんどの場合、便秘は改善しています。
つまり、結果が出ているということです。
そうなると、
お客様は、ヨガと内観で
こんなに人生が変わるのか、と驚いていることでしょう。
悩みが解決した人は、
必ず、他の悩みもヨガで解決してもらいたい、と考えます。
また、さらなる理想の未来を手に入れたいと考えるのが自然です。
なので、
これだけ気付きが深まり、
体調も良くなったので、
今後はどんな未来に行きたいですか?と聞いてあげてください。
その未来を実現させるサポートをします、と約束すれば
継続契約になるでしょう。
この記事では、
3か月間・全6回の
便秘改善ヨガコーチングの進め方を解説しました。
これだけ自分に対する気付きが深まり
身体の不調も改善するので、
お客様にとっては非常に価値の高いパーソナルヨガセッションの商品です。
3ヶ月と長期契約でのサポートなので、
最低30万円の価格設定にしておけば、
喜んで買ってもらえます。
アサナや呼吸法を指導するだけでは、
便秘は完全には改善しません。
その理由は、
根本原因に思い込みがあるからです。
この思い込みを創り出した自分を許し、
そして思い込みを書き換えることで、
症状が消えていくヨガコーチングの方法を解説しました。
お客様に便秘で悩む方や、
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。