こんにちは、
阿部海渡です。
今日は「お客様気質が生徒の成長を止める」というテーマでお話しします。
ヨガインストラクターとして活動しているあなたは、こんな悩みを抱えていませんか?
- 一生懸命クラスをしているのに、生徒さんが定着しない
- リピート率が低く、単発で終わってしまう
- 生徒さんとの関係が深まらない
- 本業レベルで活動できるほどの収入にならない
実は、これらの悩みの原因は、あなたの「お客様気質」にあるかもしれません。
今日は、私のクライアントの実例をもとに、なぜお客様気質が生徒さんの成長を止め、あなたの成功を妨げるのかについて、詳しくお話していきます。
生徒から信頼されないヨガインストラクターの共通点
昔、私のクライアントで、なかなか生徒さんから信頼されないヨガインストラクターがいました。
その人は決して怠けているわけではありませんでした。むしろ、とても一生懸命でした。
- 養成講座にも複数参加している
- 解剖学の知識も豊富
- アーサナのスキルも高い
- 毎日のように練習している
- 生徒さんに対しても丁寧に接している
それなのに、なぜか生徒さんが定着しない。リピート率が低い。口コミも広がらない。
「なぜだろう?」
本人も深く悩んでいました。スキルが足りないのかと思い、また新しい養成講座に申し込む。でも、状況は変わらない。
セッションで話を聞いていくと、ある共通点が見えてきました。それが「お客様気質」だったのです。
お客様気質とは何か?
お客様気質とは、生徒さんの機嫌を取ることが仕事だと思っているヨガインストラクターのことです。
わかりやすく例えるなら、クレーム対応をするコールセンターの対応者のような感じです。
お客様気質のインストラクターの特徴は以下の通りです。
お客様気質の特徴
- とにかく褒める
- 「それで大丈夫ですよ」
- 「いいと思います」
- 「素晴らしいですね」
- 間違いを指摘しない
- 膝が内側に入っていても指摘しない
- 腰が反りすぎていても注意しない
- 危険なアライメントでも「頑張ってますね」と褒める
- 共感だけで終わる
- 「そうですよね、大変でしたね」
- 「わかります、辛いですよね」
- でも、解決策は提示しない
- 嫌われることを極度に恐れる
- 厳しいことを言ったら来なくなるのでは?
- 指摘したら嫌われるのでは?
- だから、当たり障りのないことしか言わない
一見、優しくて良いインストラクターのように見えます。生徒さんも最初は「優しい先生だな」と感じるかもしれません。
でも、実はこれが、生徒さんの成長を止めてしまうのです。
なぜお客様気質では生徒から信頼されないのか?
では、なぜお客様気質のインストラクターは、生徒さんから信頼されないのでしょうか?
答えは明確です。
生徒さんは、先生にきちんと間違いを指摘してもらわないと、理想が実現しないからです。
生徒さんがヨガのクラスに来る本当の理由
生徒さんがヨガのクラスに来るのは、褒められたいからではありません。
- 体を変えたい
- 心を変えたい
- 人生を変えたい
- 理想の自分になりたい
こういった明確な目的があるから、クラスに来るのです。
そして、その理想を実現するためには、今の自分の間違いを指摘してもらう必要があるのです。
具体的な例で考えてみましょう
例えば、戦士のポーズ2で、膝が内側に入っている生徒さんがいたとします。
お客様気質のインストラクター: 「いいですね!頑張ってますね!」
本物のインストラクター: 「膝が内側に入っていますね。このままだと膝を痛める可能性があります。膝をつま先の方向に向けて、外側に開いてみましょう」
どちらのインストラクターに、生徒さんは付いていきたいと思うでしょうか?
最初は褒められて嬉しいかもしれません。でも、次第に生徒さんは気づくのです。
「この先生は、私を本気で変えようとしていない」 「私の機嫌を取っているだけだ」 「このクラスでは、私は変われない」
そして、離れていきます。
理想を実現させてくれる先生を生徒は慕う
逆に、生徒さんが本当に慕う先生とは、どんな先生でしょうか?
理想を実現させてくれる、そのために間違いを直してくれる先生です。
私の知り合いに、とても人気のあるヨガインストラクターがいます。その先生のクラスは、いつも満員です。ウェイティングリストもできるほどです。
その先生の特徴は、愛を持って、きちんと間違いを指摘することです。
- アライメントの間違いは、その場で指摘する
- 危険な動きは、すぐに止める
- 生徒さんの考え方が間違っていれば、愛を持って伝える
厳しいように見えますが、その根底には深い愛があります。「あなたの理想を実現してほしい」という想いがあります。
だから、生徒さんは信頼するのです。
「この先生は、本気で私を変えようとしてくれている」 「この先生についていけば、私は変われる」
そう感じるから、リピートするのです。口コミが広がるのです。
承認欲求を満たすだけでは結果は出ない
お客様気質のインストラクターは、生徒さんの承認欲求を満たすことに集中しています。
- 褒める
- 肯定する
- 共感する
これらは、確かに承認欲求を満たします。生徒さんは、その瞬間は嬉しいでしょう。
でも、承認欲求が満たされても、変われないので結果が出ません。
そして、結果が出なければ、生徒さんは離れていきます。
なぜなら、生徒さんが本当に求めているのは、承認ではなく、変化だからです。
私のクライアントの変化
冒頭でお話しした私のクライアントに、このことを伝えたとき、最初は抵抗がありました。
「でも、厳しく言ったら嫌われるんじゃないか」 「生徒さんが来なくなるんじゃないか」 「私は優しくありたい」
その気持ちはよくわかります。誰だって、嫌われたくないですよね。
でも、私は問いかけました。
「あなたは、生徒さんに嫌われないことが目的ですか? それとも、生徒さんの人生を変えることが目的ですか?」
その問いで、そのクライアントは気づきました。
自分は生徒さんの人生を変えたいのに、嫌われることを恐れて、本当に必要なことを伝えていなかった。
それは、優しさではなく、逃げだったと。
それからは、愛を持って、きちんと間違いを指摘するようになりました。
すると、不思議なことに、生徒さんが増えたのです。
リピート率も上がりました。口コミも広がりました。
そして、生徒さんからこう言われるようになったのです。
「先生、今日も厳しくお願いします」 「先生のおかげで、私は変われました」 「先生、もっと深く学びたいです」
グループレッスンでも間違いは指摘する
この原則は、グループレッスンでも同じです。
アーサナだけでなく、考え方、人生に対する見方において、間違っていることは指摘しないといけません。
例えば、こんな場面
クラスの後、生徒さんがこう言ったとします。
「仕事が忙しくて、なかなか練習できないんです。だから、私はダメなんです」
お客様気質のインストラクター: 「そうですよね、大変ですよね。お仕事お疲れ様です。無理しないでくださいね」
本物のインストラクター: 「『ダメ』って自分で決めつけていませんか? 忙しい中でも、5分だけ呼吸法をするとか、できることはありますよ。『ダメな自分』というレッテルを貼るのをやめましょう」
どちらが、生徒さんの人生を変えるでしょうか?
もちろん、これは愛を持って伝えることが大前提です。
ただ否定するのではなく、「あなたの理想を実現するために」という愛があるからこそ、指摘ができるのです。
本物の先生を生徒は見抜く
生徒さんは、本物の先生を見抜きます。
- 機嫌を取っているだけの先生
- 本気で自分を変えようとしてくれる先生
この違いを、生徒さんは必ず感じ取ります。
そして、本物の先生についていきたいと思うのです。
信頼されると高額商品をお願いされる
これができるようになると、信頼されるようになります。
そして、信頼されるようになると、高額商品をお願いされるようになるのです。
これは、私の経験でも、私のクライアントの経験でも、共通しています。
生徒さんの方から、頭を下げて、お願いされるようになります。
「先生、もっと深く学びたいです」 「先生、個人セッションをお願いできませんか?」 「先生、私の人生を変えてください」 「いくらかかってもいいので、先生に教えてほしいです」
こうやって、生徒さんの方からお願いされるようになるのです。
これが、本業レベルのヨガインストラクターです。
あなたが売り込む必要はありません。生徒さんの方から、お願いされるのです。
なぜなら、あなたが本物だから。あなたが本気で生徒さんの人生を変えようとしているから。
その想いが伝わるから、生徒さんは「この先生についていきたい」と思うのです。
お客様気質を捨てる勇気
ここまで読んで、あなたはどう感じましたか?
もしかしたら、「私、お客様気質かもしれない」と気づいたかもしれません。
それは、素晴らしい気づきです。
気づくことが、変化の第一歩だからです。
でも、お客様気質を捨てるのは、勇気が要ります。
- 嫌われるかもしれない
- 生徒さんが来なくなるかもしれない
- 厳しい先生だと思われるかもしれない
そんな恐れが出てくるでしょう。
でも、思い出してください。
あなたは、生徒さんに嫌われないことが目的ですか? それとも、生徒さんの人生を変えることが目的ですか?
あなたがヨガインストラクターになった理由は何ですか?
ヨガで人生が変わった自分の経験を、他の人にも伝えたかったからではないですか?
ヨガを通して、人の人生を変えたかったからではないですか?
その原点に戻ってください。
そして、勇気を持って、お客様気質を捨ててください。
愛を持って指摘する
ここで大切なのは、愛を持って指摘するということです。
ただ厳しいだけでは、生徒さんは傷つきます。
でも、愛があれば、厳しい言葉も、生徒さんの心に届きます。
「あなたの理想を実現してほしい」 「あなたに幸せになってほしい」 「あなたの可能性を信じている」
そういう愛があるからこそ、間違いを指摘できるのです。
そして、その愛は、必ず生徒さんに伝わります。
今日からできること
では、今日からあなたができることは何でしょうか?
ステップ1: 自分を振り返る
まず、自分を振り返ってみてください。
- 私は、生徒さんに指摘すべきなのに、していないことはないか?
- なぜ、それを指摘できないのか? 何が怖いのか?
- もし、愛を持って指摘できたら、生徒さんはどう変わるか?
この3つの質問に、正直に答えてみてください。
ステップ2: 小さな一歩から
次のクラスから、一つでもいいので、愛を持って指摘してみてください。
「あなたの理想を実現するために」という愛を込めて。
最初は勇気が要るかもしれません。でも、やってみてください。
きっと、生徒さんの反応が変わります。あなたへの信頼が深まります。
ステップ3: 継続する
一度だけではなく、継続してください。
愛を持って指摘することを、あなたのスタイルにしてください。
そうすれば、あなたは本物の先生になります。
生徒さんから信頼される先生になります。
本業レベルで活動できる先生になります。
まとめ
今日は、「お客様気質が生徒の成長を止める」というテーマでお話ししました。
ポイントをまとめます。
- お客様気質とは、生徒さんの機嫌を取ることが仕事だと思っている状態
- 生徒さんは、間違いを指摘してくれる先生を信頼する
- 承認欲求を満たすだけでは、結果は出ない
- 愛を持って指摘することで、生徒さんの人生が変わる
- 信頼されると、高額商品をお願いされるようになる
お客様気質を捨てて、本物の先生になってください。
生徒さんの機嫌を取るのではなく、生徒さんの人生を変える。
それが、私たちの仕事です。
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今日の内容は、ヨガコーチングのほんの一部です。
もし、あなたが本気で本業レベルのヨガインストラクターになりたいなら、もっと深く学ぶ必要があります。
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あなたの成功を、心から応援しています。
阿部海渡
P.S.
お客様気質を捨てるのは、勇気が要ります。でも、その一歩が、あなたの人生を変えます。そして、生徒さんの人生を変えます。
勇気を持って、一歩踏み出してください。私は、あなたを応援しています。
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